2011年12月31日土曜日

2011年ヨネザワエリカの活動まとめ


2011年の活動を簡単にまとめますと、事務所を開設し、墨東まち見世の広報を務め、女装のライターとして活動するための環境を準備する一年となりました。

-----------1月はTwitterを活用していた月でした。つぶやきの回数こそそこまで多くは無かった(1753)のですが。また、さるフェスでしりあがり寿さんとお話しようと準備をしていた時期でした。過去の作品を読み返し、それぞれをまとめてレビューをしていました。宝塚にはまりだした時期も重なっています。また、自分の女性性が強まっていた時期であり、男性性に対する攻撃的な意見も多かったと感じます。

-----------2月は顔面コンプレックスでライブをしました。ライブの売上で美顔器を買うというコンセプト。未だ(12月現在)実現してはいませんが。その他、会いたい人に会い続けた月でもありました。毎週末、展示を見に行っていたので、忙しい人、というキャラクターが作られた頃でもあります。今と比べて、仕事に関する愚痴のツイートが少なく感じます。

-----------3月は地震がありました。人付き合いの中心がTwitterからリアルにシフトしています。また、2010年から読み続けていた本を読み終えた月でもあります。困難な事を成し遂げた。と、同時に、震災という大きな出来事に向きあい始めました。震災についての考え方は、この時期で既に確立しています。それは以下のツイートに集約しています。「復興して東北の皆さんに笑顔が戻った時、「ああ、この人たちは災難にあったんだ。私は支援したんだ。」って思わないで「ああ、なんて素敵な笑顔をする人なんだろう」と思えるような私でいる。その為にできることはなんだろう。 posted at 20:05:50 」

-----------4月にヨネザワエリカのオフィスを向島の鳩の街通り商店街に開きました。オープニングイベントの告知と準備に集中していました。広く告知をしても、そもそもヨネザワエリカという人間を伝えるのには時間がかかります。2010年からつながってきた方々を中心に招待することに決定。着実にイベントを開催する方法を学びました。事務所の内装づくりにも集中しました。元々あった資源を活用し、また事務所のある建物、鈴木荘の皆さんの協力を得ながら作りました。

事務所解説の目的は、ライターとして執筆に集中する場所を作るためだけではありません。女装のライターとして活動していく中で、「男の娘とかはやってるもんね」という印象は拭いきれないと感じました。それくらい2011年初頭でブームになっていたんです、女装が。この印象を払拭するのは、かなり説明が必要になるだろうなと思いました。ライターの事務所があると伝えることで、その活動が具体的に、そして現実味を帯びたものになります。実績を作ることが重要なのはもちろんですが、初対面の方に伝えるためには、環境づくりが必要だと感じ、事務所開設に踏み切ったのです。

同時に、女装で地元と付き合う事も意図していました。非現実としての女装が日常にある。このズレと私がどのように向き合うのか、エリカで活動し続ける上で避けられないでしょう。商店街に事務所を構えることで、この事実と向き合い続けたいと考えています。商店街の方々や、後ほどお話しますが墨東エリアの方々にとっては、非現実だと思っていた女装が日常を侵食していく事になるかもしれません。そこで起きる事は引き受けていこうと踏み出した4月でした。

-----------5月は事務所開き、オープニングイベントに注力しました。知り合いを中心に、35名の方にご来場いただきました。本当にありがとうございます。毎週末スコーンとお茶を出して、女装のライターの事務所を体験していただきました。全く知り合う事の無かったであろう人たちが交差し、何か新しい話が生み出される現場を目の当たりにし、場所を持つことのエキサイティングを知ることができました。同時にワークショップへの参加や、友人の個展の告知サポート、コラボレーション展への寄稿(対談のモデレート含む)など活動をとにかく重ねた時期でもあります。最も頑張った月でした。

-----------6月はGID学会に参加しました。男の娘DJイベントへの参加もしました。女装が中心となる活動wおメインにしていた時期になりました。GID学会は衝撃的で、ある程度想定したいた事ではありますが、病気を増やしたいという意図を強く感じました。この場合の病気とは、性同一性障害です。

-----------7月は商店街の方とのつながりを意識する月でした。商店街の組合が主催する、所謂飲み会です。鈴木荘の皆様やこすみ図書さん以外の平均年令は、たぶん、50歳くらい。商店街に昔からいらっしゃる、私の親くらいの歳の人たちとお酒を酌み交わしてきました。もちろん、女装で。何も特別な事を話したわけではありません。「おい、エリカちゃんこっちきなよ」と呼ばれてからは、ミッツ・マングローブさんとマツコ・デラックスさんとあなたの違いは何なの、美容で気をつけていることは何なの、あなたは男が好きなの女が好きなの、であったり。酔ったおじさま方との話しは、下ねたから、芸妓遊びの話まで様々。景気の良い時の羽振り良く遊んでらしたお話は、貴重でした。ミッツ・マングローブさんやはるな愛さんに頭が上がりません。自分の説明をするのが本当に楽でした。「ミッツさんとちょっと違うのは〜」で少しずつ軌道修正をしながらお話。そもそも得体の知れない存在だったものが、テレビでよくみるあの人でカテゴライズされていたのはやりやすかった。

-----------8月は墨東まち見世の企画会議へ出席。ライターとして広報として関わり出しました。事務所を構えてから、墨田区で開催されるイベントに顔を出していたので(女装で)、関わる事に困難はありませんでした。また、着物でのイベントに出席すべく、一週間と短い期間でしたが、浴衣の着付けを毎晩練習していたのが楽しかった。

-----------9月は墨東まち見世のパンフレット制作に注力しました。ネットワークプロジェクトに参加する方々との連絡、情報の収集と集約、構成を考え、デザイナーさんと共有してディレクション。平日の仕事とパンフレット制作の並行はとても大変でした。仕事中に携帯が鳴ることも多々あり。ただ、この日の何時までに校了しなければならない、といったギリギリの締め切りが引かれていたので、電話を無視するわけにはいきません。何食わぬ顔でオフィスを出たり戻ったり。自分のキャパシティを具体的に意識することができた月として、2011年の中でも重要な時期でした。

-----------10月21日から墨東まち見世がスタートしました。一人では動かすことができない大規模なプロジェクトの準備が一区切りした月でもあります。ただ、同時に、イベントが動き出しています。限られたキャパシティーの中で墨東まち見世に100%向きあう事とはどういう事か。より具体的に知ることができました。女装であることは何も関係ありません。プロジェクトに関わる一人として、見た目の違いは何も関係がありません。ただ、関わる仕事の種類は、女としての仕事なのか男としての仕事なのか、周りが迷う瞬間を感じることがありました。私は、自分の性についての考えは伝えてきたつもりだったのですが、特に優しい人にとっては、迷うのかもしれません。局面において、私がどれだけ誠実に伝えられるか、課題です。

-----------11月23日の墨東まち見世のメイン期間は終了しました。ライターとしての関わりはこれからが本番、というふんどしを閉めた月でした。墨東まち見世ではあまり女装をしていませんでした。まちなかでの女装は、まだ時期ではないと感じたからです。今年はヨネザワエリカという事務局メンバーである事を伝えようと。それが女装なんだということは、もう少し時間を使い、なるべく私から直接伝えられるような機会を多く持っていこうと計画しています。2012年ももしかすると女装をする機会は少ないかもしれません。地域に女装が根づくには時間がかかるのです。

-----------12月は積極的にレビューを書いています。墨東まち見世の記録や過去観賞した作品のレビューなど。カタチにすることを意識しています。2012年への準備です。2012年は今年得られた全てを投入して、より具体的に準備を進める一年にします。


来年もよろしくお願いいたします。

2011年12月28日水曜日

オーダーメイドウィッグ:カット編

美しくなりたい私はウィッグを手に入れました。写真は追ってブログで公開します。LIM CODEでのウィッグカット体験はとても貴重なものでした。

到着すると、普段髪の毛を切ってもらうのと同じ様に席に通されます。姿見に映る私。まだ髪の毛は短い。バックから担当がウィッグを持ってきます。黒く、長い。艶があって照明に光る髪の毛はウィッグとは思えません。ちょっとおぞましくもある。ネットをかぶり、その上からウィッグを装着します。前が見えません。前髪が長いので何も見えません。暖簾に手を通すように、前髪をかき分け鏡を見ると、貞子でした。怖い怖い。

妖怪になった私の髪の毛にスタイリストがはさみを入れます。早く人間になりたい。そう叫ぶ妖怪もいましたが、彼にこのサービスを疑似体験させたい。スッスとはさみが目の前を通る度に、私の顔は顕になり、人間らしさを取り戻していきます。髪の毛の長い自分に慣れない私の目には、まだ、鏡の向こうにいるのは妖怪。毛量をすきバサミで落とし、重く見える髪を軽くしていきます。こんなに切ってもいいのかしら、と不安になるくらい大胆に髪の毛は床に落ちていきます。

スタイリストの右手にコテが握られています。そう、髪の毛を巻くのです!髪の毛を巻く。私にそんな日がくるなんて思ってもいませんでした。長い髪の毛を数束取り、スタイリストはコテを巻いて熱を加えます。人毛でないウィッグは巻かれた状態でしばらく冷やします。ピンを使って器用にとめられた私の髪は、顔のまわりを漂います。ほんとに。つるんと曲がる髪の毛が視野に入っている。ああ。なんていうリアルな疑似体験。

髪の毛を巻く作業は思った以上に時間がかかる。リアルな疑似体験に浮かれていた私は、見事に疲れてしまいました。鏡に映った自分の顔。疲れて不細工になってる!はたと気を取りなおし、笑顔の練習などしながら、巻き終わるのを待っていました。

巻き終わったウィッグを被った私は、なんというか、今まで見たことない自分。バリエーションが増えた気がします。ワクワクします。早速家に帰ってクローゼットを開けて服に飛び込みたい気分!オシャレのバリエーションが増える!白いタトゥータイツに黒いワンピースで神秘的なイメージとか。キャリアウーマンのイメージでタイトなスーツとか。大人っぽいドレスを可愛らしい髪型で中和して落ち着かせるとか。ああ。なんて幸せなんでしょう!…とまあ自分のことばかりを書いてしまいました。すいません。でもそういうブログですから、許してね。それでは、ごきげんよう。


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※人に薦める時の勝手広告文句はこんな感じかな…

ウィッグを被って自分じゃない誰かになる事は簡単になりました。「被る」スイッチはわかりやすい。手が動くし頭を締め付ける。ここからが自分じゃない誰かだ、という感覚が視覚情報以外でも感じる事ができます。LIM CODEのウィッグカットサービスは、そのスイッチに、「髪の毛が作られていく過程の記憶」を足してくれるサービスって言えるかも。過程の記憶はスイッチを強化します。「自分じゃない誰か」になる非現実への冒険をより強く体験したい方にはオススメじゃないでしょうか。でも、気をつけてくださいね。ここで体験する「髪の毛が作られていく過程の記憶」は、あまりにも現実的な感覚。非現実が現実を侵食して、「自分じゃない誰か」と「自分」とが溶けちゃうかも★
http://www.lessismore.co.jp/#/wig/

2011年12月4日日曜日

オーダーメイドウィッグ:カウンセリング編


美しくなりたい私は、ウィッグも既製品では満足できません。ウィッグのオーダーメイドができるサービスを利用しています。LIM CODE(※)という原宿にある美容室で体験した、オーダーメイドウィッグを今回はご紹介します。

まず、はじめに、オーダーメイドウィッグは1度の来店で完成しません。カウンセリング→カット(納品)とステップが必要です。まずカウンセリングでスタイリストさんとイメージを共有します。どのようなウィッグにしたいか、どんな姿になりたいのか、8色ある色のサンプルを見ながら、少しずつ具体的なイメージを創り上げていきます。色がある程度決まったら、次はフィッティング。やり方をレクチャーされながら、ネットをかぶります。髪の毛をネットの中に閉じ込めてから、ウィッグを装着。顔の色、服の色、メイク、それらに髪色が合うかどうかを検証します。女装をされる方は、フィッティング時もメイクをして行かれた方がよいかもしれませんね。色が決定したら本日は終了。あっという間のカウンセリングに拍子抜けしてしまうかもしれませんし、必要なのかどうか迷われる方がいらっしゃるかもしれません。ところが、実際に色あわせをするのとしないのとでは、イメージが全く違います。明るい髪色をイメージしていたものの、肌の色に合わず、少し落とした色のウィッグにした方がよい、と、カウンセリングを通じて気づく事もあるのです。ぜひ、カウンセリングは受けて下さい。

この記事を書いている私は、まだカウンセリングが終了した段階です。手元にウィッグはありません。LIM CODE店舗にもまだウィッグはありません。今、スタイリストさんが髪色など詳細をメーカーに伝えて発注している事でしょう。一週間後にカットをしてもらいに店舗に行く予定です。さて、どんな雰囲気になるのか、どんなに美しくなるのか、楽しみ…。結果はまた、こちらで紹介させていただきます。それでは、しばらくの間、ごきげんよう。

※:大阪に住んでいたころお世話になった美容室、LIM hair。東京に移住してからは、LIM hair clinie(中目黒→南青山に移転)でカットしてもらっていました。今回オーダーをお願いしたのは原宿にあるLIM CODEという店舗。LIM hairの東京展開は現在のところ、この2つです。

2011年12月2日金曜日

新ブログ erikarticle について

こんにちわ。ヨネザワエリカです。
女装のライターをしています。
sayonaLife」というブログで
アートレビューをメインに書いています。

「erikarticle」では、
自分の事ばかりを書いていく予定です。

男の身体を持ちながら、美を、ゆるりと追求する私の体験談とか、
反省日記とか、
行きたい所の勝手想像レビューとか、
気になるモノを調べて備忘録を書いたりとか…
ね。自分のことばかりでしょ?

更新頻度は1週間に1度くらい。
本格始動は2012年を予定しております。
それでは。

xxx erika,

第4回ハトウィン~アジアンハトウィン~ / ご報告

鳩の街通り商店街で開催するハロウィンイベントだから「ハトウィン」というダジャレのようなネーミングもだいぶ浸透してきた気がする4年目。2017年10月28日土曜日に第4回ハトウィンが開催されました。 秋の売り出しと100TENプロジェクト対象店舗お披露目を兼ねたハトウィン...