鳩の街100YENチャレンジショップ【体験型空き店舗博覧会】 / ご報告



2013年から鳩の街通り商店街では「空き店舗博覧会」を実施しています。これは空き店舗の内覧会を博覧会に見立てて実施。つまり「物は言いよう」なのですが、ただただ内覧するのではなく博覧会に来たつもりで見てみれば無駄や欠損と断じていたものの秘められた価値に気づくかもしれません、というイベントです。


2014年の博覧会開催時期はちょうど売り出し(商店街では年に4回あります)時期と重なるため、集客のできるイベントと連携した形式を模索していました。ところで空き店舗活性事業は、商店街からもある程度の補助を行いながら新規店舗を開店してもらうという事業です。継続性はとても重要です。そのため準備金や「それほんとうにお店として成り立つんですか?」のボーダーラインがとても厳しい。新しさへの可能性になかなか投資できないという現実が立ちはだかります。

話は戻ります。売り出しの時期の空き店舗博覧会は、そうした現実の壁を一旦取り払い、空き店舗を体験してもらうことに決めました。そう、体験型空き店舗博覧会。空き店舗でのお商売へのチャレンジです。一日限りのチャレンジショップ。とにかくチャレンジ。何を売ってもいいけれど値段は全て100円。出店料は100円にしてハードルを下げました。何もかも100円。訪れるお客さんも、出店者も、私たちも、とにかくチャレンジチャレンジ。



出店可能な店舗の交渉や、当日のオペレーションなど色々不安はありましたが、フタを開けてみれば大盛況のイベントとなりホッとしました。ご近所の飲食店さんがスイーツでチャレンジ出店。ご近所さんが100円でやりたいことを販売するというチャレンジをしたり、手品師さんが手品の種を販売したり。スカイツリーの下にあるすみだ水族館さんまで金魚屋台で出店。墨田区在住の絵本作家さんや雑誌で活躍中のイラストレーターさんまで参加。何ともチャレンジャブルな一日です。

ご来場いただいた皆さま、そして100YENチャレンジショップとして参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました。





(補足)

この企画に先立って、商店街に対して企画書を提出しましたが、出した案はことごとく実現できませんでした。簡易自転車置き場など。それらは私が主体となって動けば実現したものもいくつかありました。私は時間の制約を理由に動きませんでした。会社勤めをしていると、商店街以外にも関わっていることがあると。でも言い訳です。何かを犠牲にすれば可能でした。さらに言えば、周りがやりたくてやりたくて仕方なくなる企画であれば、私が動かなくても実現できたでしょう。自分の限界を知るよい機会でもありました。



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