2015年の棚卸し

2015年の棚卸しをしなければ、新しい年を迎える気分になりません。

今年は平均して毎月1回観劇することができましたし、毎月誰かと会い何かを話し、展示やイベントやトーク/シンポジウム様々な出来事を経験することができました。公共、参加、アーカイブ、教育、全体と部分(個人)、差別、戦争、ナショナリズム。トピックの多い1年でしたね。

39アートin向島、すみだ川ものコト市、アーティストのための工作機械ツアー、鳩の街通り商店街でのジャズ・フェスティバルや100TENプロジェクト(空き店舗活性プロジェクト)やハトウィン/ハトウィン写真館/写真展と今年も様々な出来事に関わることができました。


39アートin向島は39企画が参加。エリアの活動の数や種類の多さが可視化された気がします。今年は、今まで以上に展示やトークなどイベントの情報が手に入りました。全部行きたいけど行けないというもどかしさに、結構本気で、悩み苦しみました。半分冗談、半分本気で分身の術を体得したかった。

鳩の街通り商店街は、100TENプロジェクトを通じて右左見堂(古本)さんが新規オープン。その他、スイートローズさん、ジバンさんやミャンコさんなど着実にメンバーが増えてきました。秋に開催したハトウィンをきっかけにハトウィン写真館がスタート。12月のハトウィン写真展では鳩の街の過去の写真を収集するプロジェクト(のようなもの)も立ち上がりました。


ハトウィン写真展では「あをば荘」に展示企画を依頼しました。あをば荘は企画者10名弱が参加している拠点、ハード。今回の依頼はソフトをハードに依頼するという形式です。ハードとソフトの関係を考えるきっかけになればと考えていますが、この辺りはもうちょっと丁寧に言語化したいですね。

この1年は、なくなるハード(建物、場所)、終わるソフト(プロジェクトなど)が目につきました。同時に、新しくできるハード、立て続けに立ち上がるソフトなど変化が目につく1年でした。終わることは悲嘆や無理矢理な未来志向を生み出しました。ノスタルジーに縛られたくないですが、もう少し終わる様々に対してその意味を考えてもよいのではと思います。

今年も大変お世話になりました。来年もどうぞよろしくお願いいたします。よいお年をお迎えください。

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